みんな大好き、インコの「雛(ヒナ)」特集です!
雛ちゃんって、意外と目にする機会は多くありませんよね。
条件が合って、お迎えできたとしても、何よりお世話が忙しく、そして成長が本当に速いので、あまり「記録」に残っていなかったりしませんか?実は私もその一人です。
そこで、雛ちゃんだけをじっくり観ていただけるよう、様々な【インコ15種類&オウム・文鳥】雛ちゃんを集めました。
ヨチヨチの雛ちゃんにしかない、愛嬌たっぷりの魅力でぜひ癒されてくださいね!

記事内の雛の特徴については、個体差や品種によって異なるため、あくまで一般論となります。また、獣医さんでも見間違うことがあるくらい、雛の特徴を正確に把握することは難しいことを予めご了承ください。
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セキセイインコの雛
セキセイインコは、5000種類ものカラーバリエーションを持つインコ界のトップアイドルです。雛ちゃんを見て、どんな成鳥になるのか想像するだけでも楽しいです。それにしても、目移りしちゃいます(笑)

セキセイインコの雛
オスは、 雛の時期は鼻孔全体が透明感のある紫色やピンク色をしていて、成長とともに青色に変化していきます。ハルクインやルチノーなどの品種では、大人になってもピンク色のままの子もいます。メスは、 雛の時期は鼻孔の穴の周りが白く、成長とともに茶褐色に変化していきます。雛のうちは、目の瞳(虹彩)が全体的に黒く、クリクリとしています。成長とともに、瞳の周りが白く(または色が薄く)なる子が多いですが、品種によっては黒目のままの子もいます。この目の変化も成長の証です。






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オカメインコの雛
オカメインコは、おっとり癒し系の代表的な大人気なインコです・・って、実はオウムです。ヨチヨチ雛ちゃんでも、頭の冠羽と赤いほっぺがよくわかるので、他の種類と見間違うことはありません(笑)

オカメインコの雛
雛のジャー鳴きが有名です。ご飯が欲しくてジャージャー鳴くのがジャー鳴き。日に日にボリュームが大きくなっていき、一体いつまで続くのか不安になる飼い主さんもいるほど。このジャー鳴きに飼い主さんの心配が重なることで、オカメのさし餌は難しいと言われることもあるようです。雛の頃から、オカメ特有の頭頂部の冠羽と、チークパッチが見られます。生後3ヶ月頃から「オス鳴き」と呼ばれる独特のさえずりを始めます。





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コザクラインコの雛
コザクラインコは、つぶらな瞳とずんぐり体型が特徴ですが、雛ちゃんも負けず劣らず、超かわいいつぶらな瞳でなんとも愛嬌満点です。

コザクラインコの雛
若鳥の時期は、くちばしの根元に黒い色素が残っていることが多く、成長とともに消えていきます。また、雛の頃は「ジージー」という特徴的な鳴き声で餌をねだります。見た目での性別判断は難しく、オスメスほぼ同じ見た目をしています。「ラブバード」という愛称が示すように、パートナーへの執着が強い傾向があります。





ウロコインコの雛
ウロコインコは、活発で優しい元気印なインコです。もちろん、雛ちゃんの元気も抜群ですので、パワー全開の「雛ガブリ」には要注意ですよ(経験者語る・・(笑))

ウロコインコの雛
ウロコインコ最大の特徴である胸からお腹にかけての「うろこ模様」は、雛の時期から見られますが、成長とともに色が濃くなり、よりはっきりしてきます。また、目の周りに白いアイリング(目の縁取り)も雛の頃から見られます。雛の頃は「ジージー」という餌をねだる鳴き声が中心ですが、「キューキュー」「クークー」といった可愛い甘え鳴きをすることもあります。


次の動画は、生後一か月ちょっとでお迎えした、我が家のひすいの当時の様子です。ウロコインコ(ブルーパイナップル)
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サザナミインコの雛
サザナミインコは、おとなしくて落ち着いた性格と言われますが、コウモリみたいにぶら下がったりもする、ちょっとミステリアスところも特徴です。なんとなく、雛ちゃんもそんな不思議ちゃんなイメージありますね。

サザナミインコの雛
成長とともに美しい「さざなみ模様」の羽が徐々に生え始めます。この模様は、背中や羽に波打つような縞模様が入るのが特徴で、名前の由来にもなっています。餌をねだるときなどに「ピポピポ」という独特の鳴き声を発することがあり、他のインコに比べて音量が控え目なところも魅力のひとつです。



ボタンインコの雛
ボタンインコは、アイリングのあるくりくりお目目と大きめのクチバシが特徴で、雛ちゃんもしっかりアイリングが出ています。

ボタンインコの雛
クチバシがしっかりしており、雛の頃から特徴的な色合いをしています。また、目の周りの白いアイリングは雛の頃から確認できます。性別による外見の違いはほとんどありません。クチバシの力が強く、噛み癖がつきやすい傾向があります。甘噛みがエスカレートして本気噛みにならないよう、雛の頃から意識的に対処していきましょう。




マメルリハの雛
マメルリハは、インコ界のミニマム代表選手ですが、自由奔放・好奇心旺盛・マイペースなツンデレで有名。もちろん、雛ちゃんの愛らしさを見れば、デレッぱなしなのは飼い主さんの方ですね(笑)

マメルリハの雛
雛の頃は「ピーピー」という、比較的小さく可愛らしい鳴き声で餌をねだります。代表的な「ノーマル」の雛は、全体的に緑色で、オスは風切羽(翼の先)と腰に鮮やかな青い斑点が見られます。オスに比べてメスは青い部分が少ない、または全くないことが多いですが、雛のうちは個体差が大きく、性別を判断するのは難しい場合があります。体は小さいですが、気の強い一面を見せることがあります。




アキクサインコの雛
アキクサインコは、ふわふわ温和な穏やかな性格が特徴で、雛ちゃんもきっと穏やかな優しい子だと思います(想像)。下の画像はルビノーというパステルカラー満載なとても美しい種類です。

アキクサインコの雛
孵化後数週間で体がしっかりしてきて、名前の由来にもなっている秋草を思わせるような落ち着いた色合いの羽が徐々に生えそろっていきます。雛の頃は「ピーピー」という、非常に小さく控えめな鳴き声で餌をねだります。ノーマル(ローズ)のオスは、翼の付け根に青い斑点がありますが、雛のうちはまだ発色が薄い、あるいは個体差があるため、見た目での性別判断は難しい場合が多いです。



オキナインコの雛
オキナインコは、おしゃべり上手でつぶらな瞳とずんぐりモコモコ体型が特徴です。とても社交的なので他の家族の雛ちゃんも育てることがあるらしいです、なるほど~。

オキナインコの雛
ノーマル(グリーン)の雛は、全体的に緑色で、頭部から胸にかけてのグレーの範囲がまだ小さい傾向があります。また、腰の部分の青みがかった色は、成長とともに鮮やかになります。雛の頃は「ジージー」「ピープー」といった、餌をねだる可愛らしい鳴き声が中心です。性別による外見の違いはほとんどありません。 比較的体が丈夫と言われます。



ヨウムの雛
ヨウムは、非常に高い知能を持つことで有名です。そして何より、飼い主によく懐き温厚で愛情深いのが特徴なので、雛ちゃんからお迎えしたら、きっと唯一無二の関係になることでしょう。

ヨウムの雛
全身は美しい灰色で覆われており、特に尾羽の鮮やかな赤色が特徴的です。この赤色は雛の時期から見られますが、成長とともに色が濃く鮮やかになっていきます。性別による外見の違いはほとんどありません。雛のうちは、目の虹彩(瞳の周りの色)が黒色や暗い灰色をしていますが、成長とともに虹彩は明るくなり、白や淡い黄色へと変化していきます。




コガネメキシコインコの雛
コガネメキシコインコは、鮮やかなイエローとオレンジの体色がまぶしい、遊び好きで活発、明るく陽気な性格です。人懐っこくて好奇心旺盛なのは、雛ちゃんも同じはずです。

コガネメキシコインコの雛
雛の時期は、まだ成鳥のような鮮やかな黄色やオレンジ色が出ていないことが多いです。多くの場合、背中や翼に緑色の羽が目立ちます。成長とともに緑色の部分が減り、胸から腹部、頭部にかけての黄色やオレンジ色が鮮やかになっていきます。この変化は、初めての換羽(生後6ヶ月〜1年頃)以降に顕著になります。性別による外見の違いはほとんどありません。




ルリコンゴウインコの雛
インコの仲間では最も大きな体格を持つコンゴウインコの仲間で、50歳を超えることもある長寿の大型インコです。でも、雛ちゃんはやっぱりあどけなくてかわいいですね~

ルリコンゴウインコの雛
背中から翼、尾羽にかけて鮮やかな青色、胸から腹部、翼の下側にかけて明るい黄色が特徴です。雛の時期からこれらの色が確認できますが、成長とともに色がより深く、鮮やかになっていきます。雛の頃は「ギャーギャー」「グーグー」といった、餌をねだる大きめの鳴き声が中心です。雛のうちは、目の虹彩(瞳の周りの色)が黒色や暗い灰色をしています。成長とともに虹彩の色は明るくなり、黄色へと変化していきます。



オオハナインコの雛
オオハナインコは、インコにしては珍しく雌雄がはっきりわかるのが特徴です。オスはグリーン、メスはレッド&ブルー。そして、オスよりメスの方が活発なのも珍しいですね~

オオハナインコの雛
雛の時期からオオハナインコの最大の特徴である、オスメスで異なる羽色を持ちます。オスは鮮やかなエメラルドグリーン、メスは 深みのある赤色となります。雛のうちは、目の虹彩(瞳の周りの色)が黒色や暗い灰色をしていますが成長とともに虹彩の色は明るくなり、オスはオレンジ色、メスは黄色へと変化していきます。雛の頃は「ピーピー」「クークー」といった、可愛らしい鳴き声が中心です。



ワカケホンセイインコの雛
ワカケホンセイインコは、オスの首周りの「輪っか」と赤いクチバシが特徴です。人見知りでクール、でも割とお調子者という硬軟併せ持つ成鳥の性格は、雛ちゃんからそうなのかな?

ワカケホンセイインコの雛
オスの成鳥に見られる首周りのピンクと黒のリング(首輪)は、雛のうちはまだありません。このリングは、生後1年半から3年ほどの間に徐々に現れてきます(メスはなし)。雛のうちは目の虹彩(瞳の周りの色)が黒色や暗い灰色をしていますが、成長とともに虹彩の色は明るくなり、黄色がかった白色へと変化していきます。雛の頃は「ピーピー」「キュルキュル」といった、可愛らしい鳴き声が中心です。


ボウシインコの雛
中型より大きめで、鮮やかな緑色の羽と帽子を被っているような頭頂部の色が特徴です。人懐っこくとても賢い、明るく自由気まま。人の言葉を覚える能力にも優れています。


ボウシインコの雛
賢く人懐っこいですが、繊細な面もあるため、雛の時期からの適切な社会化(様々な刺激に慣れさせること)が、後の性格形成と問題行動の予防に大きく影響します。性別による外見の違いはほとんどありません。雛のうちは、目の虹彩(瞳の周りの色)が黒色や暗い灰色をしています。成長とともに虹彩の色は明るくなり、黄色へと変化していきます。雛の頃は「ピーピー」「クークー」といった、可愛らしい鳴き声が中心です。



タイハクオウムの雛
タイハクオウムは、おっとり系で穏やか、全身真っ白なずんぐり大型のオウムです。タイハクオウムも50年以上の長寿ですので、ゆっくりじっくりなお付き合いが大切です。

タイハクオウムの雛
大型鳥の雛は、一度に食べる量も多く、一人餌になるまで時間がかかることもあります。根気強く、適切なケアが必要です。また、強力な噛む力を持つため、雛の頃からの徹底したしつけが非常に重要です。雛のうちは、目の虹彩(瞳の周りの色)が黒色や暗い灰色をしていますが、成長とともに虹彩の色は明るくなり、オスは濃い黒色、メスは赤みがかった茶色へと変化していきます。

文鳥の雛
文鳥は、丸い体とつぶらな瞳、ピンクのクチバシが特徴です。ただ、雛の頃はクチバシの色は種類によって様々で、だんだん色づいてきます。文鳥は小さくてもとても運動神経抜群なので、雛ちゃんでも油断なく、ですね(笑)

文鳥の雛
生後1週間ほどで体が大きくなり、生後2週間頃から羽軸(トゲトゲとした羽根の付け根)が見え始め、徐々に羽が生えそろっていきます。雛のうちは、くちばしの色が黒っぽかったりまだ薄いことが多いですが、成長とともに鮮やかな赤色に変化していきます。全体の羽色は、雛から換羽(羽の生え変わり)を経て成鳥本来の色に変わっていきます。雛の頃は「ジージー」「ピーピー」といった、餌をねだる特徴的な鳴き声が中心です。文鳥の雛の性別を外見だけで判断するのは非常に難しいです。



雛ちゃん特集はいかがでしたでしょうか?
見ているだけで癒される雛ちゃん!将来どんな子に育つのか考えるとワクワク過ぎて、夜も眠れませんね(笑)
なお、インコ飼育初心者で雛ちゃんのお迎えを考えている方は、よろしければ、こちらの記事もご覧ください。愛すればこそ、少し立ち止まって検討されることをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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