
愛鳥の「呼び鳴き」に悩まされたことはありませんか?
「部屋を出ると大声で鳴く」「ケージから出してほしいと一日中叫んでいる」など、可愛いけれど困ってしまうことも多いですよね。
今回は、インコならではの習性に合わせた「呼び鳴きの対策とNG行動」をご紹介します!
どうして鳴くの?インコの呼び鳴き
インコは本来、群れで生活する生き物です。
「仲間(飼い主さん)と連絡を取り合いたい」「姿が見えなくて不安」「退屈だな…」という本能から、呼び鳴きをしてしまうことが多いです。

【NG行動】こんな対応していませんか?
そして、飼い主さんが良かれと思ってやった対応が、実は呼び鳴きを悪化させていることもあります。
❌ 大声で叱る・怒鳴る
理由: インコは「飼い主さんが一緒に大声で喜んでくれた!」と勘違いして、さらにテンションが上がってしまいます。
❌ 鳴いたすぐに返事をする・駆けつける
理由: 「鳴けば来てくれる」「かまってもらえる」と学習し、エスカレートします。

インコのための効果的な3つの対策
① 鳴いても意味がないを徹底する(完全無視)
呼び鳴きが始まったら、視線を合わせず、声もかけず、部屋から出ます。
そして、ピタッと鳴き止んで静かになった瞬間に、「お利口だね」と声をかけたり、ご褒美をあげたりしてください。「静かにしていると良いことがある」と学習させます。
② 不安を和らげる環境づくり
生活音や明かりを取り入れる
留守番中は、小さめの音でテレビやラジオを流しておくと孤独感が薄れます。またはタイマーをセットしてそれらを調整したり。今ではスマート機器との連動で遠隔操作も簡単にできますね。「生活音」はもちろんですが、帰りが遅くなってしまった時などの「明かり」はかなり効果が高いと思います。我が家では遠隔操作で室内灯を点けることが多いです。
おやすみカバーの活用
見えない不安から鳴く場合は、静かになったタイミングを見計らって「薄手のカバー」をかけるのも効果的です。これは、広い部屋を見渡してそこに飼い主がいないという不安に対し、そもそも部屋を見渡せなくしてケージ内に意識を移してしまう工夫です。ポイントは真っ暗にならない薄手のカバーです。ただ、上手くいくかは・・それぞれかも。
③ フォージング(エサの探索行動)で退屈を防ぐ
野生のインコは、エサを探すことにたくさんの時間を使いながら、緊張感高く、忙しくしています。いつでも安全なケージにいるペットのインコは、おのずと暇な時間が多くなり、それが呼び鳴きにつながってしまいます。おもちゃの中にフードを隠す「フォージングトイ」などを活用して、頭を使わせて忙しくしてあげましょう。

まとめ
インコの特性に合わせた、具体的な対策と心がけたいポイントをまとめました。


➀ 呼び鳴き対策ステップ
姿が見えないことへの不安を和らげる(返事をしない・姿を隠す)
●愛鳥が鳴いたときに「どうしたの?」と遠くから返事をすると、愛鳥は「遠くにいる仲間と連絡が取れた!」と勘違いしてさらに呼び鳴きを激しくさせます。
●姿が見えないと不安になるため、ケージに薄手の遮光カーテンやカバー(おやすみカバー)をかけて視界を遮り、落ち着かせる方法が効果的です。(※ただし「カバーをかければ鳴き止む」と学習させるため、鳴いている最中ではなく、静かになったタイミングを見計らってかけるのが理想です)
「呼び鳴き=人間のところに行ける(出してもらえる)」にしない
●出してほしいアピールで呼び鳴きをしているときに、扉を開けたりケージに近づいたりするのはNGです。「騒げば外に出してもらえる」と学習してしまいます。
●一度部屋を出るなどして「鳴いても意味がない」ことを伝え、静かになってからご褒美として出してあげましょう。
「フォージング(探索行動)」で退屈を防ぐ
●インコは日中、野生ではエサを探すことに多くの時間を使っています。暇な時間が呼び鳴きにつながるため、エサを隠すおもちゃ(フォージングトイ)や、ちぎって遊べる紙、かじるおもちゃなどをケージに入れて、意識をそらしてあげましょう。
➁ 環境づくりのコツ
生活音(テレビやラジオ)の活用
●留守番中や人間が家事をしている間に静かすぎると、不安から呼び鳴きをしやすくなります。留守番のときは、小さめの音でテレビやラジオ、生活音の動画などを流しておくことで、孤独感を和らげることができます。また、「動画を見せる」ことは暇つぶし以上に脳内活性にもなるため、とくに大型鳥の飼い主さんがおすすめしています。
放鳥・触れ合いのルーティン化
●「毎日この時間になると遊んでもらえる」という安心感があると、それ以外の時間は比較的落ち着いて過ごせるようになります。できるだけ生活リズムを一定にしてあげましょう。
一貫した態度で愛鳥の混乱回避
●インコの呼び鳴き対策で漏れがちなのは、「家族みんなで一貫した態度をとること」です。
ある人は叱り、ある人は相手をしてしまうと、愛鳥が混乱してかえって鳴き癖がひどくなります。これは、賢いインコだからこその配慮です。
➂ 体調不良のサインということもある
呼び鳴きが急に始まったり、いつもと違う鳴き方をする場合、体調が悪そうな場合は、病気やケガが隠れていることもあります。通常、具合が悪くてもそれを隠してしまうのがインコの特徴と言われますが、あえて呼び鳴きで身体の変調を飼い主さんに訴えている可能性もあります。様子がおかしい場合は迷わず獣医師に相談しましょう。
以上、「呼び鳴きの対策とNG行動」でした。
でも記事はまだ少し続きます・・↓↓
あとがき(意外なコメント?)
実は我が家では、呼び鳴きに対して家族一同かなり寛容です。うるさいと叱る家族はいませんし、呼ばれたらすぐに私は一目散にケージに駆けつけちゃいます。これって完全なNG行動ですよね(汗)・・でも我が家では呼び鳴きをやめさせるつもりがないので、NG行動ではありません。屁理屈っぽいですが、それが理由で我が家ではほとんどしつけをした記憶がありません。それでも、呼び鳴きはかなりコントロールできています。とくに、オカメインコのぽっぽは、強烈な呼び鳴きをしますが、しつけらしいしつけをしなくても、むやみやたらと鳴くことはほとんどなくなりました。

それは、この記事のような動物の行動学的な理由というより、もっとシンプルな「飼い主や家族との相性が整ってきた」から、と感じています。しつけの方法以上に、愛鳥との適切な距離感や相性がピタッと決まることこそ重要なポイントだと思っています。それさえ決まれば、多少ずれたしつけでも飼い主の気持が通じる・・・と。
それをどうやればよいのかは正直わからないので、今回は一般的な対応方法をご紹介しましたが、本来はインコも人間も千差万別、性格や気分感情で付き合い方が常に変化しているはずです。だからこそインコ飼育は奥が深く楽しいのだと思います。


しつけの記事を書いておきながら、おかしなコメントを最後に書いてしまい申し訳ありません。ただ、長年の飼育経験から、やはり相性が決まる瞬間ってあるなあ・・というのが偽らざる本音なのです。

さて、皆さんはどうお感じになられましたでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
